急須の名手が手がけた、
小さな醤油差し。
醤油差し:醤油差し / お酢:復刻 醤油差し(籠目) / 醬:キャニスター 小・キャニスター 蓋 / スプーン:姫スプーン 銀めっき / タレ入れ:春菊 招き猫 / お盆:お盆 真鍮銀めっき 小
もはや”小さい急須”にしか見えない醤油差し。
取っ手、蓋、注ぎ口。そのどれもが本物の急須さながらのつくりで、実際、見た目だけでなく“注ぐ道具”として優れた構造がそのまま生きています。
ごく細い流線で注がれ、ぴたりと切れる醤油。
形の良い注ぎ口からは一滴も垂らさず、蓋の締まりも見事。
持ちやすく、注ぎやすく、液切れがよく、蓋付きで保存性にも優れる。
液体を扱う器として非常に完成された構造をもつ急須を、必要最小限のサイズで醤油差しに落とし込んだのがこの道具なのです。
皿:丸鏡 五寸 (赤輪) / 醤油皿:春菊 招き猫 / 醤油差し:醤油差し / 箸:竹箸(元節) / お盆:お盆 真鍮銀めっき 小
窯元は急須の名産地・愛知県常滑市の「高資陶苑」。
急須づくりで知られる名工たちが、その技術と知見を惜しみなく注ぎ込んでいます。
素材には、陶器よりも焼き締まりがよく、磁器よりもやわらかい表情を持つ中間的な「せっ器(炻器)」を使用。
吸水性が低く色移りしにくいのに、手にやさしく、保温性もあるという絶妙なバランス。
液体が染み込みにくく、においも残りにくいので、調味料用の器としても理にかなっています。
必要なぶんだけを使い切る。
容量はわずか45mlほどと一般的な醤油差しと比べてもかなり小ぶり。
刺身に少し、卵かけごはんにひとまわし、炒め物に少し。
食卓で使いきれる量だけ入れて、残ったぶんは調理にまわせばすぐ空っぽに。
必要な量だけ注いで、使い切る。
醤油の風味を落とさず、鮮度を保ってくれる。このサイズならではの良さです。
テキスト:栗山 萌
写 真 :天神 雄人
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