食卓にコロールがあるだけで「食器にこだわっている」という印象を抱かせることができるような気がします。

そんなパッと目を引くビジュアルでありながら、実は優れた機能性をもつコロール。

生地の白さが特徴な磁器土は、鮮やかな釉薬の色を鮮明に見せてくれるだけではなく、陶器に比べて丈夫で目止めも不要です。

電子レンジや食洗機にも対応しているため、とっておきの器だから…とつい食器棚に仕舞い込んでしまうことなく気軽に取り出せるのも嬉しいポイント。

7寸・5寸・3.5寸ともに白マット・ターコイズ・パープルの3色展開です。

白マットは名前の通りマットな質感で、磁器ならではのはっきりした白色の中に温かみを感じます。

一方ターコイズとパープルは光沢のある仕上がり。特にターコイズは鮮やかなブルーがより強調されます。

最も人気だというパープルは、グレーのかかった渋めな色味で、サイズが大きければ大きいほど色の濃淡のグラデーションを楽しめます。

どのサイズも花びらの角度がなだらかな曲線から、上方向へシャープに立ち上がっているので、盛り付けた料理を包み込むような、柔らかい印象を与えます。

単品料理や煮物料理に適した7寸サイズは、ちょっと特殊な形も相まって結構な存在感を放っています。

とはいえ盛り面はそこまで大きくないので、リム(縁)ギリギリまでおかずを盛り付けなくても寂しさなく、むしろ余白を生かしてる上級者感を演出できます。

このガパオライスは年末年始を有意義に過ごすため「タイ料理」を研究した時に覚えたレシピです。

ギザギザナイフを紛失してしまい、本格っぽさが薄れてしまいましたが、タイの調味料「シーズニングソース」と「シーユーカオ」を使っているため味は割と本場に近づけられました。

ちなみにシーズニングソースはかなり黒糖の香りが強く、調理をするとそれが調和して大変美味しいのですが、少しでも蓋に付着したまま収納すると周囲に黒糖臭が充満するので気をつけてください。

5寸皿は、主菜・副菜どちらにも使えるサイズ感です。

深すぎず・浅すぎずのほどよいカーブのため、汁気のあるなし問わずどんなおかずも受け止めてくれます。

3.5寸は個人的に小鉢としてベストなサイズだと思っています。

特にコロールの3.5寸鉢はある程度の深さがあるため、普段のおかず以外にも温泉卵やヨーグルト、天つゆなど汁物入れにもぴったりで、小鉢デビューにもうってつけな一品です。

小鉢を選ぶときって食材や他の器と被らないよう選ぶことが多いですが、ターコイズ・パープルであれば被りの心配はほぼありません。

使うのが難しそうと敬遠してしまいそうな色こそ、まずは小鉢で試していただくのがおすすめです。