デザイナーの力を借りて生まれた
「くらしに寄り添う鉄」
金属加工の町、新潟県燕市のキッチンツールブランド、家事問屋。
産地のつくり手の技術を活かし「ありきたり、なのに使いやすい」というモットー通り、長く使い続けたくなる家事道具を作り出しています。
家事問屋のてつまろは、社員の要望により生まれた「くらしに寄り添う鉄」。デザイナー 小泉誠さんの力を借り、細部まで使いやすさにこだわった作りになっています。
まず、ドーナツ型にすることで重さを軽減。
沸騰しても気泡をうえへ逃すよう設計されているため、鍋の中でごろごろと転がりません。
箸で簡単に取り出すことも可能ですが、中心にタコ糸を結んでおけば、鍋の中からティーバッグのように簡単に引き出せます。
鉄なので使い終わったらしっかりと水分を拭き取って保管しましょう。
このときお湯から出したてなどほかほかな状態だと、水分が蒸発してより内部まで乾きやすくなります。
鉄なのでどうやってもサビが出てしまうと思いますが、特に害があるわけではありません。
そのままでももちろん大丈夫ですが、見た目が気になるときは、緑茶を浸したペーパーや金たわしなどで優しく擦ると落ちます。
フックなどにかけると手軽に使えて楽ですが、絶対にサビさせたくないという方はジップロックなど密封性のある袋や容器に入れておくのがいいみたいです。
毎日気軽に鉄分補給!
食材の良さを引き出す力も。
あまり普段深いするイメージのなかった鉄ですが、調べてみると意外と盛りだくさん。
鉄分補給をしたければお湯を沸かす際に入れるだけ。
「てつまろ」から溶け出る鉄分は二価鉄イオンと呼ばれるもので、三価鉄イオンよりも身体への吸収率が高い還元形態になります。
つまり、鉄分補給においてはより効果的というわけなのです。
お湯や白湯だと、鉄の味がちょっと気になってしまう、という方は味噌汁や煮物、炊飯器に入れてお米と炊き込んでしまうなどの方法がおすすめです。
お茶に使用すれば、鉄イオンに茶葉が反応し、より香りが引き立つという二重のメリットも。
昔、鉄瓶が使われていたのも、鉄分が補給だけではなくそういった理由があったからなのですね。
容器: 野田琺瑯 ぬか漬け美人(Lサイズ)
ぬか床に入れると茄子や胡瓜などが色鮮やかに仕上がりますし、おせちなどに使う黒豆にはなくてはならない存在です。
鉄の有無で出来栄えは大違い。漆黒にしてくれるだけではなく、艶のある美しい豆にしてくれます。
テキスト:栗山 萌
写 真 :天神 雄人
※このコンテンツの著作権は有限会社LaLa Canvasが保有しております。無断でのコピー・転載・転用は固くお断りいたします。