手仕事ならではの美しさと
機能性が詰まったゆき平鍋
木屋のゆき平鍋は、熟練の職人さんが足踏み式の機械で一つひとつ丁寧に打ち出して仕上げています。
手仕事だからこそ生まれる絶妙な凹凸が、耐久性を強化し、熱を効率よく伝える構造になっているそうですが、個人的には煮物がやたら輝いて見えるという点が、ゆき平鍋を使う大きな理由でもあります。
肉厚の鍋肌に、具材たちがぎゅうぎゅうに収まってふつふつと煮汁が沸く光景は、今ものすごく美味しいものを作っている!と思い込ませてくれる、という素晴らしい効果が。
器に盛り付けるまでのわずかな時間ですが、その時間をどれだけ楽しめるかどうかが、料理の出来栄えにも関わってくるのではと思っています。
「ゆき平鍋」という商品名で安価で販売されているものは多くありますが、電動ハンマーによる凹凸模様をつけたものが多く、機能性ではなく単に見た目のために施されたものがほとんど。
同じアルミで作られてはいますが、薄すぎるがために使っているうちに変形してしまったりと耐久性にも難点があります。
さらにいえば、木屋さんのゆき平鍋は、持ちやすさや丸しゃもじがしっかり届く広めの縁など、細部にわたって使いやすさが考え抜かれています。
他の鍋を使ったときに初めて気づく、このストレスフリーな設計がとにかく魅力的なんです。
また、一番傷みやすい持ち手部分にあえて木を使うことで、より安価に、手軽に交換(修理)できるように。
永く、手入れをしながら使い続けられるというのも道具を選ぶうえで大切にしたいポイントですよね。
選べる4種類のサイズと
専用の蓋の話
2mmもの厚みがありますが、アルミ特有の軽やかさは健在です。
味噌汁や煮物をはじめ、野菜の下茹でや麺類、カップ麺用のお湯沸かしなどシンプルに片手鍋としての使い勝手の良さも抜群。
お味噌汁用に小さめをひとつと、炒め・煮物用に少し大きめなものの2つがあればほとんどが賄えてしまうと思います。
我が家は2人暮らしで15cmと21cmを所持していますが、他のサイズがあればなあと思うことはあまりなく、なんならもうひとつ15cmが欲しいと思うくらいです。
一応メーカーのサイズ目安としては、2,3人用の味噌汁が15cm。4,5人用が18cm。
煮物なら2,3人用の煮物が21cm。4,5人用が24cmくらいだそうです。
各サイズ専用の打出し蓋(別売り)があり、こちらにもしっかり「木屋」のロゴが。
ただの蓋といえば蓋ですが、こちらも極力接合部がなかったり、溝をなくして洗いやすくしたりとどこまでも使い手にやさしい設計に。
ゆき平鍋用ですが、サイズさえあえばフライパンなどの蓋としてもお使いいただけます。
料理・文:栗山 萌
写 真 :天神 雄人
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