食材をふわふわにおろせる 陶のおろし器です。
プラスチック製・ステンレス製・セラミック製・木製とあらゆるおろし器を使う機会がありましたが陶器製は初めての体験。
おろし心地としてはしっかり力をかける必要はあるけれど、疲れるほどではなく、大根半分程度であれば一気におろせました。
刃まで陶器でてきているためずっしりとした重量感はありますが、これが安定感に繋がり、力を入れて擦っても滑る心配がありません。
熱伝導率が低いためおろすときの摩擦熱が伝わらず、水分が出過ぎずふんわりとした仕上がりになります。
できたてのおろしを食べみてると意外にも大根の歯ごたえが残っており、鬼おろしとまではいかないまでもシャキシャキとした歯ごたえが楽しめます。
個人的にこの食感が生きると思うのはみぞれ鍋!予め気持ち濃い目のつゆで作るのがポイントです。
私の大好きなおかず「ブリと大根餅の照り焼き」の出番も増えました。
ちなみに大根餅とは擦った大根に塩と片栗粉を混ぜ合わせて両面焼くだけ。
このとき先にブリを投入しておいて、片面が焼けた頃に大根餅を焼き始めるとちょうどいい焼き加減になります。いつもように酒・醤油・みりんでブリと一緒に味をつけたら…最高に美味しいおかずができあがります。
大根は削った際に細胞が破壊されることで辛味成分「アリルイソチオシアネート」が生まれるそうです。つまり、荒めであればあるほど辛味を感じにくくなるとということ。
ほどよく荒めのおろし器はほどよく大根本来の甘みを引き立ててくれ、生でそのまま食べてもめちゃくちゃ美味しいのです。
「だいこんのおろし器」という名前ではありますが、長芋やじゃがいもやりんごなどもおろせます。
おろし器やおろし金のネックな点として、洗いにくさがあると思いますが大根であれば水圧だけでするっと繊維が落ちてくれます。
食洗機にも対応しているので普段使用している器と同じように使えるのも嬉しい点なのです。
料理・文:栗山 萌
写 真 :天神 雄人
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