一杯の味を、
整える器
お茶の味わいは、湯の温度ひとつで変わります。
香りが立ちすぎず、渋みが出すぎず。
ちょうどいい湯加減をつくるために、茶海(ちゃかい)という器があります。
ポットから注いだ熱湯は、まず茶海へ。これで10℃下がる。
そこから急須に移せば、さらにマイナス10℃。
ポット、茶海、急須と湯を移すことで、ちょうど煎茶に最適な温度になります。
(※玉露のようにもっと低温で淹れたいときは、もう一度器に移す=「三度注ぎ」がおすすめです)
そして淹れたお茶は、いったんすべて茶海に移す。
急須の中での抽出には必ず濃淡の差が生まれるから、まず味をひとつに整えてから、湯呑みへ注ぐ。
これが、茶海のもうひとつの役目です。
特に繊細なお茶を淹れるとき、この一手間が驚くほど違いを生んでくれるのです。
素材には、熊本・天草の陶石を使用。
白くなめらかな地肌は、手にしたときの質感も心地よく、注ぎ口は湯切れも抜群。
口先が薄く仕上げられているため、液だれせず、するりと切れるように作られています。
サイズは大・中・小の3種類。
使う急須の大きさや、お茶の量に合わせて選んでみてください。
テキスト:栗山 萌
写 真 :天神 雄人
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